- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 事業開発等金融
- 保証
2006年4月7日
- 国際協力銀行(総裁:篠沢恭助)は、本日、マレーシアの商業銀行(RHB Bank Berhad:略称「RHB」)との間で、総額1億米ドル限度とする事業開発等金融(アンタイド・ローン)の貸付契約に調印します。本融資は、RHBと業務提携を行なっている三井住友銀行との協調融資であり、同行の融資部分に対しては当行が保証を行います。
- 本融資は、製造業を中心に多岐に亘る分野で多くの日系企業が進出しているマレーシアにおいて、RHBを通じて、同国の裾野産業の育成を支援するものです。裾野産業の育成により、現地日系企業はサプライチェーンの高度化を通じた、現地調達比率の引き上げが可能となり、一層のコスト削減を通じた日本企業の国際競争力の維持・強化につながります。
- また、昨年12月に日本は同国との間で経済連携協定(EPA)を締結しており、両国間の互恵的な協力関係の更なる高度化を目指しています。本融資は、こういった取り組みの一環として、両国間の貿易・投資分野における経済協力関係の強化に貢献するものです。
- 当行はこれまで同国に対して、輸出産業支援、インフラ整備支援及び情報通信技術(ICT)産業育成支援等の分野で事業開発等金融を供与していますが、同国の民間商業銀行に対して事業開発等金融を供与するのは今回が初めてです。当行は、同国における日本企業の国際競争を支援するとともに、堅調な成長を遂げ続ける同国と日本との新たな戦略的パートナーシップを民間レベルで更に深化させるべく、官・民一体となった取組みを今後とも継続していく方針です。