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2009年2月2日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、本日、国際金融公社(International Finance Corporation、略称:IFC、長官:ラース・H・チュネル)*2と共に参画する、途上国銀行資本増強ファンド(IFC Recapitalization (Equity) Fund, L.P. 及びIFC Recapitalization (Subordinated Debt)Fund, L.P.に関する出融資契約に調印しました。当ファンドに対しては、JBICが20億ドル、IFCが10億ドルを拠出する予定です。
- 当ファンドの設立は、2008年11月14日(米国時間)に中川財務大臣兼金融担当大臣とゼーリック世界銀行総裁との間で基本合意されたものであり、当ファンドを通じて中小途上国の有力地場銀行に対し、出資や劣後融資を行うことにより、その資本基盤を強固なものとし、もって当該国の金融システムを安定化させることを目的としています。
- 当ファンドの設立が、先進国等自身の金融安定化の努力、IMFによる中小国・新興国への積極的対応と相まって、国際的な金融システムの安定化に大きく貢献することが期待されます。
- JBICは、その業務分野の一つである「国際金融秩序の混乱への対処」のため、当ファンドの設立を含め、多様な金融ツールを活用し、現下の世界的な金融不安への対処のための取り組みを行う方針です。
- *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
- *2 IFCは、世界銀行グループの一員として開発途上国の民間セクター育成・支援を目的として設立された国際開発金融機関であり、同セクター向けの中長期投融資を積極的に行っています。