- 地域: 中南米
- その他
- 保証
2009年12月11日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、12月10日、メキシコ合衆国政府との間で、同国政府が日本で発行する円建て外債(サムライ債)*2に対し、総額最大1,500億円の保証枠設定に係るフレームワーク契約を締結しました。メキシコ政府によるサムライ債発行への支援は、JBICとして初めてであり、今後、上記金額の枠内で、JBICが保証を供与することとなります。
- メキシコ政府は、堅実な経済運営を通じて着実に成長を遂げてきており、現下の金融危機においても、同国経済への影響を抑えるために、様々な資金調達の対策を講じています。
- 本件サムライ債発行はその一環として実施されるものであり、JBICは信用補完を通じて、メキシコ政府の資金調達先の多様化を支援します。また、メキシコ政府は、1973年以降、これまで12回に亘りサムライ債による資金調達を行ってきましたが、今回は2000年以来約9年ぶりのサムライ債発行となりますところ、同国の東京市場におけるプレゼンスの維持・向上にも資するものです。さらに、海外発行体による東京市場でのサムライ債発行を支援することにより、日本の投資家に幅広い投資機会を提供し、サムライ債市場の活性化にも貢献することが期待されます。
- 「国際金融秩序の混乱への対処」はJBICの担う役割のひとつであり、昨年来の国際的な金融不安にも、JBICは多様な金融ツールを活用して対処してきており、引き続き積極的に対応していく方針です。