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2012年6月1日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、今般、メキシコ合衆国政府(以下「メキシコ政府」)が、日本において公募債形式で発行する円建て外債(サムライ債)*1総額800億円*2の一部を取得することを決定しました。
- JBICは、2009年12月及び2010年10月にメキシコ政府が発行したサムライ債(私募債)計3,000億円に対して保証を供与*3してきましたが、今回は、過去2回のJBIC保証付のサムライ債発行等を通じたメキシコ政府(発行体)に対する東京市場での投資家の認知の高まり等を踏まえ、公募債形式(無保証)での発行となったため、サムライ債(公募債)の一部取得による発行支援を行うものです。本件は、JBICによる「サムライ債発行支援ファシリティ(Guarantee and Acquisition toward Tokyo market Enhancement (GATE)」*4に基づく、初めてのサムライ債の一部取得となります。
- メキシコ政府への段階的なサムライ債発行支援は、同政府発行債の東京市場におけるプレゼンスの維持・向上に資するものであり、さらに、海外発行体による東京市場でのサムライ債発行を支援することにより、日本の投資家にも幅広い投資機会を提供し、サムライ債市場の活性化に貢献することが期待されます。
- JBICは、今後もGATEを活用し、東京市場での諸外国の政府及び政府機関のサムライ債の発行を支援していく方針です。
注釈
- *1 サムライ債は、海外の国や企業といった外国の発行体が日本国内市場で発行する円建て債券のことです。
- *2 第13回メキシコ合衆国円貨債券(2012)及び第14回メキシコ合衆国円貨債券(2012)。
- *3 2009年12月18日付プレスリリース及び2010年10月25日付プレスリリースをご参照ください。
- *4 2010年4月15日付プレスリリースをご参照ください。