- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 中堅・中小企業
- 投資金融
2014年6月12日
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、相模ピーシーアイ株式会社(本社:神奈川県、代表取締役社長:鈴木 克人、以下「相模PCI」)のタイ王国(以下「タイ」)法人Sagami PCI (Thailand) Co., Ltd. (以下「SPCI」)との間で、融資金額44百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社横浜銀行との協調融資によるものです。
-
本件は、SPCIがタイのラヨン県においてプリント基板の加工・販売事業の拡張に必要な設備を購入するための資金を融資するものです。
-
相模PCIは、電機・電子機械や自動車部品等に使用されるプリント基板の加工・販売を行う中小企業であり、タイにおける製造・販売拠点として、2011年にSPCIを設立しました。堅調な経済成長を背景に自動車部品のさらなる需要拡大が見込まれるタイにおいて、今後、相模PCIはSPCIの設備増強を通じた事業拡大を企図しています。本融資は、こうした相模PCIの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。