ドイツ連邦共和国法人Steinmüller Engineering GmbHの全持分取得資金に対する融資について
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: ヨーロッパ
• 一般製造業・サービス業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、株式会社みずほ銀行（以下「MHBK」）及び株式会社静岡銀行（以下「静岡銀行」）との間で、株式会社IHI（以下「IHI」）によるドイツ連邦共和国法人Steinmüller Engineering GmbH（以下「SE社」）の全持分取得に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
    
2. 本件は、JBICがMHBK及び静岡銀行との間で夫々締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、MHBK及び静岡銀行を通じてIHIに、SE社の全持分取得資金の一部を融資するものです。
    
3. SE社は、褐炭を燃料とする火力発電用ボイラの知見を数多く有するエンジニアリング会社です。IHIはSE社を買収することにより、褐炭の有効活用に向けた技術開発を一層加速させることが可能になり、資源・エネルギー・環境領域における積極的な事業展開を通じて、地球の環境及びエネルギー問題に取り組むことを企図しております。
    
4. 本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。