- 地域: アフリカ
- その他
- 保証
2014年10月8日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、チュニジア中央銀行が日本で発行する円建て外債(サムライ債)*1に対する保証に関する諸契約に調印しました。本債券は、総額500億円の私募債形式の円建て債券であり、JBICはその元本全額及び利息の一部を保証します。本債券の発行には、アレンジャーとして野村證券株式会社、債券の管理者として株式会社みずほ銀行が参画しています。
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本件は、ドーヴィル・パートナーシップ*2に基づく中東・北アフリカ向けの支援の一環として、JBICの「サムライ債発行支援ファシリティ(Guarantee and Acquisition toward Tokyo market Enhancement (GATE)」*3による保証を行うものであり、チュニジア中央銀行が発行するサムライ債に対するJBICの保証としては、2012年12月*4及び2013年8月*5に続く案件となります。チュニジア中央銀行のサムライ債市場における起債を継続的に支援することで、チュニジア政府の資金調達の多様化を支援するとともに、サムライ債市場における海外発行体の起債の促進、ひいては我が国資本市場の国際競争力の維持・向上に貢献することが期待されます。
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チュニジア共和国は、2013年に年率2.3%の実質GDP成長率を達成しており、民主化移行に取組む同国に対する今回の保証供与は、両国と日本との間の一層の関係緊密化及び幅広い分野における日本企業のビジネスの活性化に繋がることが期待されます。なお、本件は、「JBICアフリカ貿易投資促進ファシリティ」(JBIC Facility for African Investment and Trade Enhancement:通称「FAITH」)*6の下でのチュニジア共和国向け支援案件となります。
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JBICは、今後もGATEを活用し、東京市場での諸外国の政府及び政府機関のサムライ債の発行を支援していく方針です。
注釈
- *1 サムライ債は、海外の国や企業といった外国の発行体が日本国内市場で発行する円建て債券のことです。
- *2 2011年5月のG8ドーヴィル・サミットにて中東・北アフリカ地域における歴史的変革を支援するために合意された枠組みであり、今年6月のG7ブリュッセル・サミット首脳宣言では、本パートナーシップに対する強い関与が確認されています。
- *3 2010年4月15日付プレスリリースをご参照下さい。
- *4 2012年12月12日付プレスリリースをご参照下さい。
- *5 2013年8月5日付プレスリリースをご参照ください。
- *6 2013年6月3日付お知らせをご参照ください。