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2014年12月12日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社化繊ノズル製作所(本社:大阪府、代表取締役社長:戸川 和也、以下「化繊ノズル製作所」)との間で、融資金額1,960千米ドル(JBIC分) の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は2,800千米ドル相当です。
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本件は、化繊ノズル製作所のインドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人P.T. KASEN INDONESIA(以下「PTKI」)が行う化学繊維用紡糸ノズル*2等の製造・販売事業に必要な資金を化繊ノズル製作所に対して融資するもので、本融資はPTKIの工場拡張及び設備増設に充てられます。
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化繊ノズル製作所は、1948年設立の化学繊維用紡糸ノズル等の製造・販売を行う中小企業です。ノズル設計の柔軟性と微細加工技術は国内のみならず海外からも高く評価され、様々な形状の高品質化学繊維用紡糸ノズルを世界中の顧客向けに供給しています。新興国の経済成長に伴い世界の化学繊維需要が伸長し、化学繊維用紡糸ノズル市場の堅調な拡大が見込まれる中、化繊ノズル製作所は、1995年にインドネシアにおいて設立したPTKIの工場拡張及び設備増設を通じて、市場シェアを更に拡大することを企図しています。本融資は、こうした化繊ノズル製作所の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、インドネシア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 微細な丸孔・異形孔を有するノズルで、ポリエステルやナイロン等の繊維原料をノズルから押し出して繊維状にするためのもの。