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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、サンキン株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:玉置 克臣、以下「サンキン」)との間で、融資金額2,625千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社三井住友銀行及び株式会社みずほ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は3,750千米ドル相当です。
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本件は、サンキンが、メキシコ合衆国(以下「メキシコ」)において冷間引抜精密鋼管及び鋼管加工製品の製造・販売事業を実施することを目的として、現地企業等と合弁でメキシコ法人A4C-SANKIN PRECISION TUBE, S.A.P.I DE C.V.(以下「SPT」)を設立するために必要な資金を融資するものです。
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サンキンは、1946年の設立以来、冷間引抜鋼管製品等の製造・販売を手掛ける中堅企業であり、同業界のパイオニアとして、有数の企業規模、技術力を誇ります。海外展開としては、2003年にタイ王国、2006年にはインドネシア共和国に生産拠点を設けており、今般、新たに第三の生産拠点としてメキシコにSPTを設立しました。メキシコにおいては、北米及び中南米市場向け輸出拠点として自動車関連企業を中心に本邦企業の進出が相次いでおり、冷間引抜精密鋼管及び鋼管加工製品に対する需要が拡大しています。このような状況下、サンキンは、SPTを通じて、北米及び中南米市場における冷間引抜精密鋼管及び鋼管加工製品の市場シェアを拡大することを企図しています。本融資は、こうしたサンキンの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、メキシコ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。