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2015年6月11日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社阪口製作所(本社:大阪府、代表取締役社長:阪口 昇、以下「阪口製作所」)との間で、融資金額1,050千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は1,500千米ドル相当です。
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本件は、阪口製作所のベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)法人SAKAGUCHI PLASTIC VIETNAM CO., LTD.(以下「SPV」)が行う工業用プラスチック製品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、第2工場建設に充てられるものです。
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阪口製作所は、1964年設立の工業用プラスチック製品の製造・販売を手掛ける中小企業です。阪口製作所はプラスチック成型に50年以上の歴史を持っており、商品の設計、デザインから金型設計・製作等のプロセスを一貫して自社で対応しています。2005年に同社初の海外生産拠点であるSPVをベトナムに設立して以降、ベトナムにおいて工業用プラスチック製品の受注が堅調に推移しており、阪口製作所は第2工場の設立を通じ、ベトナムでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうした阪口製作所の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。