- 地域: 中南米
- 環境
- 事業開発等金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、3月30日、メキシコ外国貿易銀行(Banco Nacional de Comercio Exterior, S.N.C.、以下「BANCOMEXT」)との間で、総額100百万米ドル(うちJBIC融資分50百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)を設定しました。本件は、株式会社みずほ銀行との協調融資によるものであり、同行の融資部分の一部をJBICが保証します。
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BANCOMEXTは、メキシコの外国貿易促進や外国資本導入を目的とする政府系金融機関であり、JBICとBANCOMEXTはこれまで、日本からメキシコ向けの機器等の輸出や同国における産業投資、輸出振興等に対する融資を通じて30年以上にわたり緊密な協力関係を構築しています。
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メキシコ政府は、2009年に温室効果ガスの排出削減計画を発表し、2050年までに排出量を2000年比で50%削減するとの数値目標を掲げる等、気候変動対策を積極的に進めています。こうした中、BANCOMEXTは再生可能エネルギーを中心とした環境関連事業を積極的に支援しているところ、本クレジットラインはメキシコにおける温室効果ガス排出削減に貢献するとともに、国際的に高く評価される日本の先進的な環境技術が同国に普及する機会を提供することも期待されています。これは、日本政府が2015年11月に発表した「美しい星への行動2.0(Actions for Cool Earth:ACE2.0)」にも合致するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府系金融機関などとも連携しつつ、様々な金融手法を活かした案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2010年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 2011年10月11日付プレスリリースをご参照下さい。
- *3 2014年7月28日付プレスリリースをご参照ください。