ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する電子部品の製造・販売事業向け融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本の電子機器産業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁:渡辺 博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、住友電気工業株式会社（以下「住友電工」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人SEI Electronic Components (Vietnam), Ltd.（以下「SEEV」）との間で融資金額97.5百万米ドル限度（JBIC分）の貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
    
2. 本件は、SEEVがベトナムのハノイ市において実施するエレクトロニクス製品用の電子部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、生産能力増強のための設備投資に充てられるものです。
    
3. ベトナムをはじめとするアジア諸国では、経済成長や人口増加を背景にエレクトロニクス製品の需要が拡大しています。今般、住友電工は、主にアジア市場向けの電子部品の生産・輸出拠点として、SEEVの生産能力を増強し、拡大する電子部品需要に的確に対応することを企図しています。本融資は、こうした住友電工の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。