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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1 の一環として、東洋電装株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:小出 潔、以下「東洋電装」)との間で融資金額3,325千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は4,750千米ドル相当です。
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本件は、東洋電装のベトナム社会主義共和国法人VIETNAM TOYO DENSO CO., LTD.(以下「VTD」)が行う、自動車用電装品の製造・販売事業に必要な資金を東洋電装に対して融資するものであり、工場の設備の増設に充てられるものです*2 。
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東洋電装は、パワーウィンドウスイッチやコンビネーションスイッチ等の車両用電装品の製造・販売を手掛ける中堅企業であり、北米等向けの製造・販売拠点として、2006年11月にVTDを設立しました。今般、北米等の自動車需要の拡大を受け、東洋電装はVTDの生産能力を強化し、グローバルに展開する自動車メーカー等への販売を拡大することで、更なる事業拡大を企図しています。本融資は、こうした東洋電装の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 海外展開支援融資ファシリティの実施期限は2016年6月30日まででしたが、2016年7月1日から2018年の6月30日までの時限措置として同ファシリティの更新が行われています。本貸付契約は更新前の同ファシリティに基づく案件です。なお、同ファシリティの更新については2016年6月21日付お知らせをご参照ください。
- *2 なお、当行は2014年12月にVTDの工場新設資金として、東洋電装との間で3,500千米ドルの貸付契約を締結しています。詳しくは2014年12月24日付プレスリリースをご参照ください。