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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱東京UFJ銀行との間で、損害保険ジャパン日本興亜株式会社(以下「損保ジャパン日本興亜」)によるバミューダ島法人Endurance Specialty Holdings Ltd.(以下「エンデュランス」)の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、両行との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、両行を通じて融資を行うものです(買収総額約6,300百万米ドルに対し、JBIC融資承諾額818百万米ドル限度)。
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エンデュランスは、米国を中心に保険の元受事業や再保険事業を展開する保険会社です。エンデュランスは、欧米の保険事業で豊富な経験と実績をもつ経営陣のもと、農業保険や賠償責任保険といった専門性の高い保険に強みを持っています。損保ジャパン日本興亜は、中期経営計画にて、各国での保険会社の買収を軸に海外保険事業への経営資源シフトを積極的に進めること等を掲げ、海外保険事業基盤の構築、収益拡大に取り組んでいます。損保ジャパン日本興亜は本買収により、エンデュランスが有する商品開発力及び高い保険引受ノウハウを獲得し、グローバルでの海外展開を一層拡大させることを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2016年6月21日付お知らせをご参照下さい。