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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行の各民間金融機関及び株式会社日立製作所(以下「日立製作所」)との間で、日立製作所が本年7月に完了したスイス連邦法人ABB Ltd(以下「ABB社」)のパワーグリッド事業買収*1の資金の一部を対象とする貸付契約をそれぞれ締結しました。
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本件は、「成長投資ファシリティ*2」を活用し、JBICが各民間金融機関との間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各行を通じて融資を行うものです。また、併せて地域金融機関含む民間金融機関との協調融資により、日立製作所に対し直接融資を行うものです(協調融資総額約4,066百万米ドル相当に対し、JBIC融資承諾総額2,400百万米ドル限度)。
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ABB社のパワーグリッド事業は、電力安定化のための制御システムや送配電機器を始めとするパワーグリッド分野において、世界トップクラスのシェアを有しています。日立製作所は、本買収により獲得するABB社のパワーグリッド事業の技術・ノウハウと、Lumada*3をはじめとする日立製作所のデジタル技術とを組み合わせることで、革新的なエネルギーソリューション事業を世界に展開することを計画しています。
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本融資は、日立製作所のこうした海外事業展開を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を民間金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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- *2
- *3