- 地域: ヨーロッパ
- 一般製造業・サービス業
- その他
- 投資金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下「ルネサス」)との間で、融資金額1,440億円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社りそな銀行、株式会社あおぞら銀行、信金中央金庫、農林中央金庫及びバンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店との協調融資により実施するもので、協調融資総額は2,400億円です。
-
本件は、ルネサスが英国法人Dialog Semiconductor Plc(以下「Dialog社」)を買収するために必要な資金(買収総額:約48億ユーロ)の一部を融資するものです。
-
Dialog社は、Wi-FiやBluetooth等のコネクティビティ技術を得意とするアナログ半導体企業です。ルネサスは、Dialog社の買収を通じて、製品ポートフォリオを拡充し、IoT、産業、自動車分野の高成長市場向けに、さらに強力で網羅的なソリューションを提供することを目指しています。本融資は、こうしたルネサスの海外事業展開を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。