- 地域: ヨーロッパ
- その他
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、14日、国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会の機会を捉えて、欧州復興開発銀行(European Bank for Reconstruction and Development、以下「EBRD」、総裁:Odile Renaud-Basso)との間で中東欧地域やエネルギー変革分野等に係る両機関の協力強化に向けた覚書を締結しました。
-
本覚書は、EBRDが数多くの実績を有する中東欧、中央アジア及び南・東地中海等の地域や、エネルギー変革、デジタル変革及び社会課題解決の分野を対象に、両機関の出融資業務における協調を一層促進するものです。JBICとEBRDは、2019年10月*1に地球環境保全及びイノベーション促進等のための覚書を締結しており、本覚書はこうした両機関の協力関係を発展的に改定するものです。
-
JBICは2021年6月に公表した第4期中期経営計画において、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー変革への対応、社会的課題の解決に資する事業に対する支援やデジタル変革等に向けた我が国企業のM&A・技術獲得への支援等を掲げています。EBRDも環境分野に関連した投融資であるGreen Financeを2025年に承諾額の50%以上にすることを目標とするなど、こうした分野における出融資を活発に行っていく方針であり、両機関の金融面等での連携が期待されます。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした国際金融機関とも緊密に連携し、日本企業の事業機会創出及びビジネス促進を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2019年10月21日付プレスリリースをご覧ください。