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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、28日、東京センチュリー株式会社(以下「東京センチュリー」)傘下のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人Aviation Capital Group LLC(以下「ACG」)との間で、融資金額300百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は600百万米ドルです。
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本件は、ACGが実施する航空機リース事業に必要な航空機の購入資金を融資するものです。
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ACGは、米国に主要拠点を置く大手航空機リース会社であり、発注した機体を含め2022年9月末時点で476機の航空機を保有・管理しています。東京センチュリーは、同事業を今後も持続的な成長が見込まれる注力分野として位置付けており、2019年12月にACGを完全子会社化しました*1。ACGは、保有・管理機体数、特に低燃費次世代航空機の機体数の更なる拡大を通じて、同社の航空機リース業界における競争優位性を確保し、収益機会の拡大を図っています。本融資は、こうしたACGの取り組みを金融面から支援するものであり、日本の航空機リース事業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
JBICは、本件株式取得に必要な資金の一部も融資しています。詳細は2020年3月23日付プレスリリースをご参照ください。また、2020年9月にはACGが米国において実施する航空機リース事業に必要な資金の一部も融資しています。詳細は2020年9月25日付プレスリリースをご参照ください。