- 地域: 中南米
- 環境
- 事業開発等金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史) は、6日、「質高インフラ環境成長ファシリティ」(以下「QI-ESG」*1)の一環として、中米経済統合銀行(英名:Central American Bank for Economic Integration、略称:CABEI *2)との間で、総額100百万米ドル(うちJBIC融資分50百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)を設定しました。本件は、株式会社みずほ銀行(幹事行)、株式会社横浜銀行、株式会社佐賀銀行、株式会社常陽銀行、株式会社筑波銀行、株式会社八十二銀行との協調融資によるものであり、民間金融機関の融資部分の一部をJBICが保証します。
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CABEIは、中米諸国における地域開発金融機関であり、中米地域の均衡のとれた経済発展や、域内経済統合の促進を目的としています。同地域における安定的な長期資金の提供者として高いプレゼンスを有すると共に、業務戦略として「環境の持続可能性」を掲げて、再生可能エネルギーや送配電網の高効率化等を重点支援分野として取り組みを強化しています。JBICとCABEIは、1960年代末以降、日本から中米諸国等向けの機器等の輸出や現地インフラ事業に対する融資を通じて、緊密な協力関係を築いてきましたが、環境分野を対象とする本融資は、こうした両機関の連携を一層深めるものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした地域開発金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
JBICは2018年7月1日にQI-ESGを創設しました。このファシリティは、エネルギー効率化分野も含め、地球環境保全目的に資するインフラ整備を幅広く支援することを目的としています。詳細は、2018年6月28日付お知らせをご参照下さい。
- *2
- *3
2018年7月2日付お知らせをご参照下さい。
- *4
2011年12月1日付プレスリリースをご参照下さい。