2022年7月14日、株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)アジア大洋州地域統括の松田宣康は、経済協力開発機構(OECD)及びアジア開発銀行研究所(ADBI)共催の「High-Level Seminar on Quality Infrastructure Investment in Asia」にパネリストとして登壇しました。本イベントは、インドネシア共和国・バリ島で開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議に合わせて開かれたものであり、世界銀行グループ、アジア各国の財務省等、OECD加盟国企業等がスピーカーとして出席しました。
本イベントでは、アジア・大洋州地域における質の高い、持続可能なインフラ投資を実現するための政策手段や提言について意見交換を実施しました。JBICからは、アジア大洋州地域統括の松田が、「Addressing what sustainability means for infrastructure investment in Asia」をテーマとするパネルディスカッションに登壇しました。
同パネルディスカッションでは、松田より、インフラ投資の意思決定に際してのESG関連情報の役割や課題、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言等に基づくESG関連情報の適切な開示等を宣言したJBICのESG ポリシー、質の高い、持続可能なインフラ投資を実現するための、ホスト国政府等とのエンゲージメント事例等についてプレゼンテーションを行いました。その後、モデレーターであるOECD及びパネリストである株式会社三井住友銀行、インド共和国財務省、インドネシア財務省からの参加者との間で意見交換を実施しました。
JBICは、2021年6月に公表した第4期中期経営計画における重点取組課題として、「国際経済社会の持続可能な発展に向けた地球規模の課題への対処」を一番目の柱に掲げました。また、2021年10月にはESGポリシーを公表し、サステナビリティの実現に向けた取組方針及び気候変動問題への対応方針をそれぞれ示しています*1。JBICは、今後も第4期中期経営計画における取り組みを進めることを通じ、サステナビリティの実現に向け貢献していきます。



注釈
- *1
2021年10月28日付プレスリリースをご参照ください。