E(環境)への取り組み
出融資等を通じた支援
カーボンニュートラルと経済発展の統合的実現への貢献
JBICは第5期中期経営計画における重点取組課題として、「持続可能な未来の実現」を一番目の柱に掲げました。
脱炭素社会の実現に向けたエネルギー変革への対応として、世界のグリーン・トランスフォーメーション(GX)に向けた取り組みや、各国のカーボンニュートラルへの多様な道筋を踏まえたエネルギートランジションに向けた取り組みを支援しています。
プロジェクト事例
フランス共和国Le Treport洋上風力発電事業に対するプロジェクトファイナンス
マレーシアにおいて日本企業が実施するリサイクルPET樹脂の製造・販売事業に対する融資
インドネシア政府発行の公募サムライ債(ブルーボンド)の一部取得
米国法人FirstElement Fuel Inc. に対する出資
支援ツールと実績(環境分野 のページをご覧ください)
環境ガイドライン
JBICでは、「環境社会配慮確認のための国際協力銀行ガイドライン(環境ガイドライン)」に基づき、出投融資等の対象となるすべてのプロジェクトにおいて、地域社会や自然環境に与える影響に配慮して事業が行われていることを確認しています。
情報開示
JBICは、2022年より毎年、気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures、略称:TCFD)提言を踏まえた情報開示を実施しています。加えて、2025年には、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、略称:TNFD)提言を踏まえた情報開示を実施しました。今後も適切な情報開示を行っていきます。
- 2025年度:統合報告書 2025(和文)
環境に関するJBICの歩み
- JBICは1990年代より、気候変動問題に関する国際的な議論や日本政府の方針を踏まえ、新たな支援メニューの創設や推進体制を整備するなどの取り組みを行ってきました。
- 今後も日本政府の政策等に基づき、気候変動問題に対する取り組みを金融面から積極的に支援していきます。
グリーンボンド
JBICは、気候変動関連ファイナンスを通じた持続可能な社会・環境の実現に貢献することを目指しており、同ファイナンスに必要な資金を調達することを目的として、グリーンボンドを発行します。
外部イニシアチブへの加盟
アジアGXコンソーシアム
アジアGXコンソーシアムは、アジア地域においてトランジション・ファイナンスを推進すべく、日ASEAN金融当局および官・民金融機関にて、アジアにおける事例等を通じて実務的な議論を行い、具体的な手法や案件組成につなげていくための枠組みです。JBICは2024年3月のキックオフ会合より参加しています。
GXフューチャー・コンソーシアム
GXに志を持って挑戦する多様なプレイヤーが緊密に連携し、先導的な役割を果たしながら円滑な資金供給と新たな需要創出に向けたルール形成を推進するとともに、その挑戦的な取組と成果を国内外へ戦略的に発信していくことで、社会全体のGXの実装を力強く牽引し、脱炭素と経済成長の好循環を実現することを目的とするGXフューチャー・コンソーシアムに、2026年4月1日の発足時より参加しています。
Partnership for Carbon Accounting Financials (PCAF)
PCAFは、金融機関による国際的なパートナーシップであり、金融活動に関連する排出量の測定と開示を可能にすることで、金融セクターが透明性を確保しながら適切な開示を行い、排出削減に向けた行動を起こすことを支援しています。
水素バリューチェーン推進協議会
水素バリューチェーン推進協議会は、水素社会実現に向けた戦略の方向性について、官民様々なステークホルダーが議論を行う場を提供しています。
日本水素フォーラム
日本水素フォーラムは、米国におけるカーボンニュートラルの実現や水素のバリューチェーン構築に貢献することを目的として、米国において水素に関する事業を営む日系企業36社が活動しています。JBICは2022年4月に加入し、隔月で開催される全体会議等に参加しています。
クリーン燃料アンモニア協会
クリーン燃料アンモニア協会は、低炭素社会に向けてのCO2フリーアンモニアの供給から利用までのバリューチェーンの構築、および社会実装を目的として、2019年4月に一般社団法人(旧称 グリーンアンモニアコンソーシアム)として設立されました。
水素開発パートナーシップ(The Hydrogen for Development Partnership : H4D)
世界銀行が立ち上げたグローバルイニシアチブとして、水素開発投資に関する官民からの資金調達を促進するほか、途上国における低炭素水素事業の組成に向けたキャパシティビルディング、規制整備・ビジネスモデル構築・技術開発を支援することを目的としています。JBICはパートナーメンバーとしてH4Dの活動に参加しています。2024年度には、コロンビアで開催された総会に参加し、コロンビアにおけるクリーン水素バリューチェーンの資金調達について意見交換を実施しました。
TNFDフォーラム
JBICは2022年12月、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の議論をサポートするTNFDフォーラムに参画しました。
Sustainability Leaders Council
Sustainability Leaders Councilは、2021年10月、米Eurasia Groupとサントリーホールディングス株式会社が共同で設立し、アジアを中心としたサステナビリティを巡る議論を行っています。JBICは、Sponsoring Partnerとして同Councilの活動に貢献しています。
- 2021年の公開イベント「Sustainability Leaders Summit(テーマ:海洋プラスチック問題)」の様子はこちら。
- 2022年10月に開催されたバーチャルイベント「SLC Livestream 2022(テーマ:生物多様性)」の様子はこちら。
- 2023年11月に開催されたバーチャルイベント「SLC Livestream 2023(テーマ:水ストレス)」の様子はこちら。
経団連自然保護協議会
経団連自然保護協議会は、途上国及び国内の自然保護活動を支援するとともに、企業の自然保護活動を促進することを目的とし、経団連自然保護基金を通じたプロジェクト支援、政策提言、企業への啓発・情報提供を行います。JBICは2023年6月に参画しました。
みどり脱炭素海外展開コンソーシアム
みどり脱炭素海外展開コンソーシアムは、日本が有する食料安全保障に資する温室効果ガス(GHG)排出削減技術の海外展開を後押しするため、農林水産省が取りまとめた「農林水産分野GHG 排出削減技術海外展開パッケージ(通称:MIDORI∞INFINITY、ミドリ・インフィニティ)」の実行ツールとして設立され、日本企業と国内外のパートナーとのマッチングを図り、二国間クレジット制度(JCM)にもつながる脱炭素プロジェクトの形成を推進しています。JBICは2025年10月に参画しました。
ESG金融ハイレベル・パネル
JBICは、環境省が主催し、金融・投資業界と国がESG金融に関する意識と取り組みを高めていくための議論を行い、行動する場である「ESG金融ハイレベル・パネル」に、2022年3月に開催された第5回より委員として参加しています。2025年3月に開催された第8回では、2024年5月に閣議決定された第六次環境基本計画の実行、ネイチャーポジティブ経済・サーキュラーエコノミーの実現に向けた展望について議論し、「グリーンな経済システムの構築に向けた金融行動に関する宣言」を採択しました。










