E(環境) への取り組み
出融資等を通じた支援
カーボンニュートラルと経済発展の統合的実現への貢献
JBICは第5期中期経営計画における重点取組課題として、「持続可能な未来の実現」を一番目の柱に掲げました。
脱炭素社会の実現に向けたエネルギー変革への対応として、世界のグリーン・トランスフォーメーション(GX)に向けた取り組みや、各国のカーボンニュートラルへの多様な道筋を踏まえたエネルギー・トランジションに向けた取り組みを支援しています。
プロジェクト事例
フランス共和国Le Treport洋上風力発電事業に対するプロジェクトファイナンス
マレーシアにおいて日本企業が実施するリサイクルPET樹脂の製造・販売事業に対する融資
インドネシア政府発行の公募サムライ債(ブルーボンド)の一部取得
米国法人FirstElement Fuel Inc. に対する出資
支援ツールと実績(環境分野 のページをご覧ください)
環境ガイドライン
JBICでは、「環境社会配慮確認のための国際協力銀行ガイドライン(環境ガイドライン)」に基づき、出投融資等の対象となるすべてのプロジェクトにおいて、地域社会や自然環境に与える影響に配慮して事業が行われていることを確認しています。
情報開示
JBICは、気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures、略称:TCFD)提言を踏まえた情報開示を実施してきました。今後も適切な情報開示を行っていきます。
- 2022年度:年次報告書2022(和文)
※37ページ~「JBICの気候変動への取り組み(TCFD提言を踏まえた情報開示)」をご覧ください。 - 2023年度:年次報告書2023追補版(和文)
- 2024年度:統合報告書2024追補版(和文)
環境に関するJBICの歩み
- JBICは1990年代より、気候変動問題に関する国際的な議論や日本政府の方針を踏まえ、新たな支援メニューの創設や推進体制を整備するなどの取り組みを行ってきました。
- 今後も日本政府の政策等に基づき、気候変動問題に対する取り組みを金融面から積極的に支援していきます。
グリーンボンド
JBICは、グリーンファイナンスを通じた持続可能な社会・環境の実現に貢献することを目指しており、グリーンファイナンスに必要な資金を調達することを目的として、グリーンボンドを発行します。
外部イニシアチブへの加盟
TCFDコンソーシアム
JBICは2019年10月、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の趣旨に賛同を表明し、TCFDコンソーシアムに参画しています。
水素バリューチェーン推進協議会
水素バリューチェーン推進協議会は、水素社会実現に向けた戦略の方向性について、官民様々なステークホルダーが議論を行う場を提供しています。
クリーン燃料アンモニア協会
クリーン燃料アンモニア協会は、低炭素社会に向けてのCO2フリーアンモニアの供給から利用までのバリューチェーンの構築、および社会実装を目的として、2019年4月に一般社団法人(旧称 グリーンアンモニアコンソーシアム)として設立されました。
TNFDフォーラム
JBICは2022年12月、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の議論をサポートするTNFDフォーラムに参画しました。
Sustainability Leaders Council
Sustainability Leaders Councilは、2021年10月、米Eurasia Groupとサントリーホールディングス株式会社が共同で設立し、アジアを中心としたサステナビリティを巡る議論を行っています。JBICは、Sponsoring Partnerとして同Councilの活動に貢献しています。
- 2021年の公開イベント「Sustainability Leaders Summit(テーマ:海洋プラスチック問題)」の様子はこちら。
- 2022年10月に開催されたバーチャルイベント「SLC Livestream 2022(テーマ:生物多様性)」の様子はこちら。
- 2023年11月に開催されたバーチャルイベント「SLC Livestream 2023(テーマ:水ストレス)」の様子はこちら。
経団連自然保護協議会
経団連自然保護協議会は、途上国及び国内の自然保護活動を支援するとともに、企業の自然保護活動を促進することを目的とし、経団連自然保護基金を通じたプロジェクト支援、政策提言、企業への啓発・情報提供を行います。JBICは2023年6月に参画しました。