海外において事業を行う日本企業の出資法人や海外において新たに事業を行う国内のスタートアップ企業等、日本企業等が中核的役割を担うファンド等を対象として出資するもので、原則として以下の形態で出資しています。ご関心がある方は、お問い合わせ先一覧に掲載されている担当窓口までご相談下さい。また、スタートアップ投資については、こちらのページでより詳しくご紹介しています。
利用するメリット
- 事業実施先国の経済や投資案件について蓄積した知識を活かして事業をサポートします。
- 長年の外国政府等とのリレーションや公的金融の立場に基づいて、事業実施先国のポリティカルリスクを緩和します。経済や投資案件について蓄積した知識を活かして事業をサポートします。
- 投資案件の環境社会配慮についてJBICの審査機能をご活用いただけます。
利用方法
原則として、以下の場合に出資を提供致します。
事業のタイプ
日本企業等が外国企業や海外プロジェクト等に
出資する場合

日本企業等が海外において新たに事業を行う場合

日本企業等がファンドに出資する場合(ジェネラルパートナー等となって運営方針や投資対象の決定の中核的役割を果たす場合)

国際的なファンドに対して日本企業等がコンソーシアムを形成して参画する場合

* 上記の他、JBICは日本企業等が出資していない以下のような場合にも出資を行うことがあります。
- 日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進、日本企業の海外事業展開、地球温暖化の防止等の地球環境の保全に対する具体的・明確な支援効果を持つファンド等の場合
- 国際金融秩序の混乱へ対処する場合
対象国
原則、開発途上地域において実施される事業が対象となりますが、以下の場合には、先進国で実施される事業も対象となります。
- 日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進に資する事業を対象とする場合
- 日本の産業の国際競争力の維持・向上に資する案件のうち、以下の事業を対象とする場合
- 鉄道(都市間高速、都市内)
- 道路
- 空港
- 港湾
- 水事業
- バイオマス燃料製造
- 再生可能エネルギー源発電
- 原子力発電
- 水素
- 燃料アンモニア
- 変電・送配電
- 高効率石炭発電
- 石炭ガス化
- 二酸化炭素の回収・貯蔵(CCS)
- 高効率ガス発電
- スマートグリッド
- 蓄電
- 高度情報通信ネットワーク整備
- 船舶の製造・運用等
- 人工衛星の打上げ・運用等
- 航空機の整備・販売等
- 医療事業
- バイオ医薬品
- 動植物由来の化学製品製造
- 電気自動車
- 半導体
- 廃棄物焼却・発電
- 製品の原材料等の安定供給を図る上で必要な物資・技術の開発等
- 新たな技術・ビジネスモデル等を利用した事業
- 温室効果ガス排出削減に寄与する措置
- M&A等支援
なお、ファンド出資においては柔軟な対応も検討します。
関連情報
出資比率
原則として50パーセント未満、かつ日本出資者のうち最大株主とならないことが条件。ファンド出資においては並び最大株主となることも可能です。
その他
- 原則として、出資前に退出方法等を予め定めます。
- 同一案件に融資と出資の双方を供与することも可能です。