株式会社国際協力銀行(JBIC)は、2023年8月16日、社会経済開発センター(CSEP、ニューデリー)*1からの招待を受け、日印連携をテーマとするラウンドテーブルに参加しました。ラウンドテーブルにはJBICからは総裁の林、CSEPからはラケシュ・モハン名誉総裁(元インド中銀副総裁)、ラビーシュ・バンダリ総裁他産学界の識者、在インド日本国大使館からは鈴木特命全権大使が参加し、開かれたインド太平洋を軸とする日印両国の更なるプレゼンス向上と連携強化に関する意見交換を行いました。
林からは、近年の日印関係の緊密化やインドの成長ポテンシャルについて言及し、JBICとしてもクリーンエネルギー分野、製造業分野、インフラ分野を重点支援対象分野として、対インド投融資を強化し、自由で開かれたインドへの転換に協力していく旨発言しました。また、JBICはインドにおける日本企業の投資支援だけでなく、インド全土の産業回廊開発支援を行うNICDCに出資のうえ、工業団地建設支援及び工業団地と日本企業とのマッチングによる日本企業のインド進出支援も行っている旨を述べました。今般のラウンドテーブルは、今後のインドでの支援拡大及び日印間での連携強化に繋がる貴重なネットワーキング・意見交換の場となりました。
JBICは今後も日本の公的金融機関として、相手国政府や公的機関、現地シンクタンク等との強固なリレーションを活用し、日本企業の海外でのビジネス展開及び投資環境改善に貢献すべく、積極的に取り組んでいきます。
注釈
- *1
米ブルッキングス研究所のインド拠点を前身とし、インドおよび世界が直面する課題について研究を行う公共政策シンクタンク。