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フィリピンにおけるJBIC Power Sector Seminar開催について

株式会社国際協力銀行(JBIC)のマニラ駐在員事務所は、2月19日、第3回JBIC Power Sector Seminarを開催しました。本セミナーは、日本企業が持つ脱炭素分野の技術や同分野における事業の知見を、フィリピンの電力・エネルギー分野の関連省庁および国営・民間企業向けに紹介することを目的としたものです。

本セミナーは、日本政府がアジアにおけるエネルギートランジションの枠組みとして推進する「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想にも合致するものです。また、2026年は日本・フィリピン間の国交正常化70周年にあたる中、本セミナーは両国間の関係をさらに発展させる日本・フィリピン友好年(国交正常化70周年)記念事業としても位置づけられています。

当日は、JBICマニラ駐在員事務所の佐川首席駐在員による開会挨拶が行われた後、フィリピン・エネルギー省のMario Marasigan次官から、同省の脱炭素関連政策につき説明がなされました。その後、マイクログリッドおよびオフグリッド分野*1に関して関西電力送配電株式会社、バッテリーエネルギー貯蔵システム分野に関してHITACHI ENERGY SINGAPORE PTE. LTD.、温室効果ガス排出量の可視化・省エネルギー分野に関して株式会社ゼロボードおよびフィリピン岩谷会社からのプレゼンテーションが行われ、その後参加者からの質疑応答も実施されました。各社の説明の後には、JBICの林総裁より、AZEC構想の下でのJBICの取り組み等を紹介するとともに、これまで日本とフィリピンの二国間で築いてきた強固な関係性をてこに、両国でASEAN全体の脱炭素を先導していくことを呼びかけました。最後にフィリピン・エネルギー省のRowena Cristina Guevara次官より全体の総括がなされ、JBIC・日本企業各社に対して謝意が示されました。

JBICは今後も、日本の公的金融機関として、相手国の政府機関との強固なリレーションを活用し、脱炭素分野やインフラ開発分野等における日本企業のビジネス機会の創出や、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献すべく、積極的に取り組んでまいります。

セミナーの集合写真
集合写真(左から4人目より順にJBICマニラ駐在員事務所の佐川首席駐在員、フィリピン・エネルギー省のMario Marasigan次官、JBICの林総裁、フィリピン・エネルギー省のRowena Cristina Guevara次官)
注釈
  1. *1 
    マイクログリッドは、平常時は電力系統と接続しつつ、非常時には系統から独立して稼働できる小規模な電力システムであり、オフグリッドは、送電網および配電網から切り離された完全に独立した電力システムです。いずれもフィリピンの離島等の未電化地域および電力供給が不足する地域に対する安定的な電力供給の実現に寄与しうる分野です。
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