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ISEAS-ユソフ・イシャク研究所と「未来の共創に向けて:地政学リスクへの対応とパートナーシップの構築」を共催

5月7日、JBICはシンガポールの政府系シンクタンクであるISEAS-ユソフ・イシャク研究所(ISEAS)と、「未来の共創に向けて:地政学リスクへの対応とパートナーシップの構築(英文: Co-Creating the Future: Navigating Geopolitical Risks, Building Partnerships)」を共催しました。

セミナー前半では、ISEASのStephen Olson客員シニアフェロー(米国)より、イラン情勢がアジア地域に与える貿易・投資環境への影響、また2026年11月に中間選挙を控える米国の関税政策の動向等についてご講演いただきました。続いて、JBICの川上直執行役員調査部長(当時)より講演を行い、ASEANに対する米中の影響や昨今高まっているエネルギー安全保障上のリスクを念頭に、日本政府が提唱するアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)や新規創設された調達支援枠「POWERR Asia FASTウィンドウ」*1を紹介しつつ、日本とASEANの協力強化の重要性等について説明しました。

後半では、ISEASのSiwage Dharma Negaraシニアフェロー(インドネシア)、Archanun Kohpaiboon客員シニアフェロー(タマサート大学(タイ)経済学部教授)およびJBICの伊藤正大調査部次長によるパネルディスカッションを実施しました。パネルディスカッションでは、伊藤次長より「2025年度海外事業展開調査(GLOBE)」の結果を紹介しつつ、ASEANは日本企業にとって地政学リスク分散の観点での重要性が増していることに加え、経済の成熟化に伴い製造業のみならず非製造業にとっても魅力的な市場となっていることなどを指摘しました。他の参加者からインドネシア・タイにおける中長期的な経済動向や投資誘致政策について説明があり、今後取りうる日本とASEANの共創戦略について意見を交わしました。

当日は、シンガポールをはじめとするアジア各国より対面・オンライン合わせて約200名の皆様にご参加いただきました。また、セミナー後に会場で実施したネットワーキングにおいても、対面参加者の皆様の間で活発な意見交換が行われました。

JBICは今後も引き続き、日本企業の海外事業展開に関するさまざまな情報提供を行っていきます。
 

※本セミナーでご報告いたしましたGLOBEの報告書は以下よりダウンロードいただけます。今後の海外投資や動向把握にぜひご参照ください。

プレゼンテーションの写真
JBIC川上部長による日ASEAN諸国との共創戦略に関するプレゼンテーション
(左からISEAS Cassey Lee氏(司会進行)、ISEAS Stephen Olson氏、
JBIC川上部長)
パネルディスカッションの様子の写真
パネルディスカッションの様子(左からISEAS Cassey Lee氏(モデレーター)、
JBIC伊藤次長、ISEAS Siwage Dharma Negara氏)※Archanun Kohpaiboon氏はオンライン参加
会場の様子の写真
会場の様子
注釈
  1. *1 
    2026年5月15日付お知らせをご覧ください。
年度