株式会社国際協力銀行(JBIC)は、9月6日、ベトナム中部フエ市で開催された、「レー・ミン・フン首相と日本企業の第1回対話会」に参加しました。
背景
本対話会は、中部フエ市における第2回日越地方協力フォーラムの開催に合わせ、フン首相の就任後、初めて実施されたものです。フン首相をはじめ、ベトナム中央・地方政府幹部、日本側官民の関係者を含め100名規模の会合となりました。
当日の模様
日本側からは、伊藤駐ベトナム日本国特命全権大使による開会挨拶の後、ディスカッションセッションでは、ベトナム日本商工会、日本企業、日本の公的機関から発言し、現地の投資環境改善等について提案しました。その後ベトナム側からの回答およびフン首相による総括がなされました。JBICからは、インフラ・環境ファイナンス部門審議役(ベトナムおよびASEAN広域連携担当チーフアドバイザー)兼ハノイ首席駐在員の安居院徹より、以下3点を発言しました。
- エネルギー協力の推進:アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想のもとでの日越協力プロジェクト15件実現に向け、ベトナムの電力制度の改善を官民でフォローするほか、JBICでは送電網整備等への速やかな支援を進めている。
- 質の高い外資誘致:ベトナムが、成長モデル刷新へ、外資によるハイテク投資や地場企業との連携等を一層重視する新指針を打出す(2026年6月、共産党政治局決議10号)中、JBICとしても融資・調査提言を含め、今後も日越協業の促進に取り組む考えである。
- 地方間協力の拡大:JBICでは、日本各地の地域金融機関と連携して、200件以上の中堅・中小企業のベトナム地方進出を支援している。日越の地方を投融資でつなぐような役割も担っているため、今後もこうした連携に取り組んでいく。
JBICでは、海外駐在員事務所の幅広い現地ネットワークを生かして、ホスト国政府・産業界との政策対話、案件形成や調査等を行っています。今回のようなホスト国政府と日本企業の対話への参加機会も活用しつつ、海外進出を検討する日本企業に対する情報・助言の質の向上や、事業の早期段階からの形成支援にもつなげることで日本の産業競争力の維持・向上に寄与し、ホスト国と日本との経済・投資面の橋渡しにも積極的に貢献していきます。






