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国際ビジネスの最前線で、日本と世界の未来を展く

「金融を通じて、日本と世界、官と民の架け橋となる」の画像
(この記事は株式会社ビズリーチが掲載している公募ページ「株式会社国際協力銀行」(2024年6月27日公開)コンテンツの転載です。転載元URL:https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/obl4e5u/

日本で唯一の国際金融に特化した政策金融機関である、国際協力銀行(以下、JBIC)。「日本の力を、世界のために。」をコーポレートスローガンに掲げ、日本の産業の国際競争力の維持・向上、資源の安定供給確保や地球環境保全などを目的とした海外プロジェクトを金融面から支援しています。今般、世界のさまざまな課題を解決に導くプラットフォーマーとしてさらなる発展を遂げるべく、総合職のキャリア採用を強化。同行ならではの業務のスケール感や醍醐味について、人事課長と現場で活躍中のキャリア入行者2名にお話を伺いました。

気候変動、エネルギー、サプライチェーン──複雑化する課題に挑む

人事室人事課 内野課長の画像1

人事室人事課 人事課長/内野 美佳

──はじめに、JBICの概要と社会から求められている役割について教えてください。

JBICは日本政府が全株式を保有する政策金融機関であり、日本と世界、官と民をつなぐクロスロードの中心で、日本経済の持続的成長や地球的規模の社会課題解決に取り組んでいます。

例えば、気候変動は、日本企業にとっても喫緊の課題であり、エネルギートランジッションに向けた取り組みとして、海外の再生可能エネルギープロジェクトなどに多くの日本企業が参画しており、JBICも金融面での支援を行っています。また、エネルギーの安定的な輸入も日本において重要な課題の1つであり、日本企業が海外で行っているエネルギー・資源関連プロジェクトの多くにJBICは関与しています。

さらに、ウクライナ情勢をはじめとして、世界が不安定な状況にある今こそ、政策金融機関である当行の出番といえます。民業補完の考えに基づき民間金融機関を補完しつつ、リスクが比較的高いプロジェクトにおいても、これまで国際金融の舞台で多くのファイナンス組成を主導してきた知見を生かしてストラクチャリングを行い、リスクコントロールを行っています。

また、世界各国政府との関係などを梃(てこ)に、融資後にプロジェクト所在国の政策転換などが発生した際にも、現地政府とのパイプを有している当行が当該政府への働きかけを行うことでプロジェクトの円滑な遂行をサポートする場面もあり、日本企業からは「お守り」のような存在と言っていただけることもあります。

日本企業の方向性やグローバルで起きている課題およびそれに対するソリューションを考え、課題ドリブンで関わっていける。その点は、当行だからこそできる役割と言えるでしょう。

──現在、JBICは特にどのような点に注力しているのでしょうか。

VUCA(※)の時代となり、日本経済を取り巻く国際情勢や環境も激しい変化にさらされています。昨年には、日本の産業の国際競争力の維持・向上に資するサプライチェーンの強靱化やスタートアップを含む日本企業のリスクテイク推進、ウクライナの復興を支援するため、当行の機能を強化するものとして、当行の根拠法である株式会社国際協力銀行法が一部改正され、JBICの役割は大きく強化されました。

当行の注力領域は、日本企業やグローバルな社会課題によって日々変わっていくものであり、それが当行で働くうえでの醍醐味でもあります。現時点での注力領域を挙げるとすれば、気候変動、エネルギー、経済安全保障、サプライチェーンの強靱化、デジタル変革、医療・衛生環境などになるでしょう。こうした背景もあり、キャリア採用で多様な能力・経験を持つ方々に加わってもらい、取り組みを加速させたいと思っています。

※Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字を取った言葉。変化が激しく、あらやるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が発生する将来の予測が困難な状態。

ジョブローテーションで、視野を広げながら専門性を磨き上げる

人事室人事課 内野課長の画像2

──JBICではどのような方が活躍できるのでしょうか。

もちろん、海外でのビジネス経験があれば即戦力として活躍できる場は多いですし大歓迎なのですが、私たちが何より大事にしたいのは、「日本の力を、世界のために。」というコーポレートスローガンへの共感です。そのうえで、日々生まれてくる課題や組織のありようの変化に柔軟に対応し、各人が強みを生かせる分野で活躍してもらえたらと思っています。

具体的には、ファイナンス経験のほか、エネルギーやインフラ、製造業などの支援領域に関わる知見・経験などがあれば、それぞれの企業・業界を支援するのに役立ちます。コーポレート部門でのリスク管理や財務・経理、ITについても同様に役立ちますし、リサーチ業務もありますのでシンクタンクでの経験なども含め、かなり多様な知見・経験が生かせるでしょう。

私自身も15年前にキャリア入行していて、前職は金融系のシステムエンジニアでした。ファイナンスに関しては入行後にイチから学んだのですが、自身の知見・経験を土台にさまざまな機会を与えてもらい、キャリアの幅を広げてこられたと実感しています。

──JBICにおけるキャリアの築き方や人材育成の特徴を教えてください。

総合職で入行すると、多くの職員が2~3年ごとにジョブローテーションしながらキャリアを積んでいきます。これはジェネラリストの育成というより、一人一人の強み・専門性を伸ばしながら、JBIC全体の役割や課題、さらには日本・世界の抱えている課題を理解し、広い視野を持ってソリューションを提供できる人材となってもらいたいという思いからです。

そのため「業務分野認定制度」を導入しており、1人につき1~4つの専門性の軸となる業務分野を認定しています。認定は入行から2~3年経った後に、本人の意向を踏まえつつ、先輩職員との間でキャリア相談の場を持ちながら、人事室とご本人で話し合ったうえで行っています。

将来的なキャリアパスとしては、当該分野で管理職として組織マネジメント観点から活躍する「マネジメント人材ラダー」と、業務分野の中でさらに特定の領域における高度な知見・専門性を発揮して活躍する「プロフェッショナル人材ラダー」の2つがあります。後者ではマクロ経済や国・地域、環境・サステナビリティといった分野のエキスパートを目指すなど、本人の希望や適性に合わせて多様なキャリアの選択肢があります。

また、JBICは約700名と決して大きな組織ではないため、若いうちから裁量と責任を持った仕事を任せられるのも特徴です。こうした環境でぜひリーダーシップや専門性を育み、ビジネスパーソンとして自身の価値を高めてもらえたらと思います。

一人一人が高い意識と熱意を持って議論しあう活発な風土

船舶・航空部第1ユニット 梅山調査役の画像1

船舶・航空部第1ユニット 調査役/梅山 彩

──梅山さんは証券会社で活躍されたのち、2018年に入行されたそうですね。転職のきっかけは何だったのでしょうか。

3年ほど証券会社の決済業務に携わり、日々短期的な市場の動向に左右される業界で働いてきましたが、もっと長期的な目線で日本や社会への貢献を実感したいと思い、転職を考えました。ほかの公的機関も検討しましたが、JBICの職員として働いていた知人から「職員の日本や社会に対する貢献意識が非常に高い」と聞いて魅力を感じ、JBICに入行を決めました。

入行すると実際にそのとおりで、例えば個別の出融資を決める際に、その案件に政策金融機関として取り組む意義などを事前にチームや関連部署と協議しますが、そこで一人一人が高い意識や熱意を持って議論します。組織としてのミッションや理念が行動として体現され、息づいているのだと感じました。

前職が外資系だったこともあり、最初は日本の政策金融機関への転身は不安もありました。しかし、周りが親身になってサポートしてくれたおかげですぐになじめましたし、組織としてのルールや業務のプロセスも明確に定められているものが多く、物事を進めるにあたって安心感がありました。

──現在担当している業務内容やプロジェクトをお聞かせください。

入行後はまずエクイティ・インベストメント部でファンド出資の業務に携わり、その後に世界銀行グループへの出向を経て、2023年9月より船舶・航空部で融資業務を担当しています。並行して複数案件を手がけますが、今は、日本で建造した船舶の輸出支援案件や海運会社の海外投資案件、航空機業界に関する調査業務などを行っています。

足元で一番力を入れているのは船舶の輸出案件で、日本製の船舶の輸入者であるトルコの企業に当行がトルコの地場銀行を通じて融資することで、輸出者である日本の商社と造船会社の支援となるスキームです。近年、中国や韓国が台頭する造船業界で、日本企業の競争力を維持・向上することを目的としています。

JBICでは案件を課長、課長代理、担当者の3名を中心として進めることが多く、このプロジェクトでは私が担当者として、行内で当該案件に取り組む意義の整理を進め、借入人と融資契約書の交渉を行い、その他承諾に向けて必要な決裁書類の準備を行っていきます。特に契約交渉には時間を要するため、早めの準備を心がけ、チーム内でもよく議論のうえ、戦略的に交渉を進めるようにしています。

女性の職員が多く、長く働きやすい環境

船舶・航空部第1ユニット 梅山調査役の画像2

──JBICならではの仕事のやりがいを教えてください。

入行前から、若手が裁量を持って仕事ができると聞いていましたが、まさにそのとおりです。担当案件については、たとえ若手であっても、一担当者として、必要な情報を能動的に集めて取捨選択して、案件をどう進めていくべきか、組み立てていくことになるので、手触り感を持って成長できています。

もちろん困ったときには、直属のラインにすぐに相談に乗ってもらっています。また、キャリア入行者には他部署の先輩職員をメンターでつける制度があり、現在、私もメンターを務めています。業務だけでなく、働き方やキャリア、就業スタイルの実情なども気がねなく相談できる関係性が醸成されているので、これから入る方もぜひ安心してほしいです。

──働き方やカルチャー面での魅力は何でしょうか。

部署や業務の繁閑によって異なりますが、私の場合、週2回ほどテレワークで勤務しています。時差出勤制度も浸透していて、子どもの送り迎えなどで多くの職員がごく当たり前に活用しています。

また、JBICは女性の職員が多いことも私にとっては心強く、管理職で活躍されている女性職員も増えていますので、中長期的なキャリアを描きやすい環境だと思います。私自身、今後は国単位での融資案件など、よりスケールの大きい案件にも挑戦したいと思っていて、自分の可能性をいくらでも広げていける場所だとわくわくしています。

日本政府が推進するアジアのエネルギー転換施策に貢献する

エネルギー・ソリューション部第2ユニット 柿本調査役の画像1

エネルギー・ソリューション部第2ユニット 調査役/柿本 一朗太

──柿本さんは2022年に入行されたそうですが、どういった思いで転職されたのでしょうか。

幼少期、父の転勤に伴い、私はニューヨークや北京で過ごしていて、小3の頃に帰国したのですが、世はまさに失われた30年の出発点で、海外で感じていた日本の素晴らしい製品・サービスからは想像できないような日本社会の元気のなさに驚きました。

そうした経緯があり、新卒時は「日本を元気にしたい」という思いを軸に、グローバルに強みのあるメガバンクに入行。30歳で米国に駐在して日系企業を担当し、非常に意義深い3年間を過ごしましたが、帰国すると顧客とは接点のない部署に配属されました。「本当に自分がやりたいことは何か」を考えた結果、日本企業の海外進出支援ができる場を求め、JBICと出会ったのです。

JBICは政策金融機関ということで、お堅いイメージがあり、なじめるか不安もありましたが、入ってみると全くの杞憂でした。例えば、思いやアイデアを言葉にしてみると、誰もが真摯に受け止め、建設的な意見を返してくれるのです。実際に入行して間もなく、今まで取引のなかった南米のバイオマス企業と、世界の動向を踏まえて関係構築すべきだと提言したところ、快く現地出張させてもらえました。理念に基づき、強い思いを持って動けば、必ず仲間は応援してくれる。これは、JBICの大きな魅力だと感じます。

──実際に取り組んだプロジェクト事例には、どのようなものがありますか。

日本のユーティリティー企業が手掛けるインドでの都市ガス事業に際し、地場銀行を経由して融資を行うプロジェクトがありました。本件の意義は、アジアで都市ガス事業を強化する同社に対する支援に加え、日本政府が推進するアジアでの脱炭素に向けた石炭・原油から天然ガスへの移行支援にあります。そのための、圧縮天然ガス自動車(CNG車)用のガスステーション建設や、家庭向け天然ガス供給のためのパイプライン建設をサポートする融資でした。

実利を重んじるインドの国民性もあって、前職での融資交渉とは比較にならないほどハードなやり取りの連続でしたが、JBICの現地駐在員事務所が先方との交渉の前後に作戦会議をしてくれ、心身両面で非常に心強かったですね。おかげでインドの重要なプレーヤーである銀行との関係が深まり、そのお客様からも次の案件相談をいただくなど、大きな成果を感じています。

世界を舞台に、「誇りと責任」を持って課題解決に取り組める

エネルギー・ソリューション部第2ユニット 柿本調査役の画像2

──JBICならではの仕事のやりがいを教えてください。

前職の海外駐在時にも「日本を代表する」という誇りを持っていましたが、JBICでは相手国の政府と強いリレーションがあり、案件の複雑性や責任の大きさも段違いで、その分、言葉にできないほどの達成感があります。JBICにはその分野の専門家が多くおり、自分1人では到底できないことにも、周りを巻き込めば実現できます。

JBICは世界を舞台に社会課題を解決していく組織であり、日々の仕事がそこに着実につながっている実感を持てます。未来の礎を築いていく稀有な仕事で、大切な家族にも胸を張って語れる職務であると、声を大にして伝えたいです。

──柿本さんは、新たな挑戦として、海外赴任されるそうですね。

はい、ベトナムのハノイ駐在員事務所に赴任します。今は会社の制度を活用し、ベトナム語を学んでいます。また、「JBIC Academia」という研修体系があって、海外職務経験、ファイナンス・言語などの知見、ビジネスマネジメントスキルなどを幅広く習得できるので、これからも必要に応じて自発的に学んでいきたいと思っています。

JBICは日本の産業、ひいては社会に貢献したいという方、成長し続けたいという方にとって絶好の環境です。少しでも気になった方はぜひご応募ください。