JBICは、「環境社会配慮確認のための国際協力銀行ガイドライン」(以下「環境ガイドライン」)及び「原子力プロジェクトにかかる情報公開配慮確認のための指針」(以下「指針」)の遵守を確保するために、異議申立手続を導入しています。
異議申立手続の目的は以下の2点であり、そのために、JBICの投融資担当部署から独立した機関として「環境ガイドライン担当審査役」を設置しています。
- 環境ガイドライン及び指針の遵守・不遵守にかかる事実を調査し、結果につき総裁を議長とするJBIC経営会議に報告すること
- 環境ガイドライン及び指針の不遵守を理由に生じたJBICの融資等対象プロジェクトに関する具体的な環境・社会問題にかかる紛争に関して、迅速な解決のため、当事者の合意に基づき当事者間の対話を促進すること
具体的な手続きは、以下に定められています。
個別申立案件の受付・手続進捗状況についてはこちらをご覧下さい。
環境ガイドライン担当審査役
現在、以下2名が環境ガイドライン担当審査役を務めております(2024年10月1日付で再任)。
審査役プロフィール(五十音順)
奥 真美氏 (おく まみ)
東京都立大学都市環境学部教授。専門分野:環境法、行政法。
1991年、横浜国立大学経済学部卒業。1993年、同大学大学院国際経済法学研究科修了(国際経済修士)。同年-1998年、財団法人東京市政調査会研究員。1998年-1999年、長崎大学環境科学部講師。1999年-2006年、同大学同学部助教授。2006年-2020年、首都大学東京・都市教養学部教授。2020年より大学改名・改組にともない現職。このほか、2001年-2002年、英国・ロンドン大学インペリアル・カレッジ環境政策マネジメントグループ客員研究員、2005年-2009年、参議院環境委員会調査室客員研究員などを兼務。
佐瀬 裕史氏 (させ ひろし)
学習院大学法学部教授。専門分野:民事手続法、紛争解決手続。
2004年、東京大学法学部卒業。同年、同大学大学院法学政治学研究科助手。2007年、学習院大学法学部専任講師。2009年、同学部准教授。2013年-2014年、米国・カリフォルニア大学ヘイスティングス法科大学院客員研究員。2016年、カナダ・トロント大学法学修士課程(LLM)修了。2016年より現職。
環境ガイドライン担当審査役年次活動報告書
環境ガイドライン担当審査役は毎年、年次活動報告書を作成しています。
- 審査役年次活動報告書(2023年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2022年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2021年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2020年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2019年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2018年度活動分)*1
- 審査役年次活動報告書(2017年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2016年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2015年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2014年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2013年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2012年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2011年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2010年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2009年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2008年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2007年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2006年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2005年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2004年度活動分)
- 審査役年次活動報告書(2003年度活動分)
- *1 審査役年次活動報告書(2018年度活動分)の脚注にてURL参照されていた通知書を別添として添付しました(2020年7月)