株式会社国際協力銀行
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は27日、JBICの出融資及び保証機能等を活用し、アフリカにおける経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進を支援するため、平成25年6月に創設した「JBICアフリカ貿易投資促進ファシリティ」(JBIC Facility for African Investment and Trade Enhancement:通称「FAITH」*1)を発展・強化する形で、FAITH 2を創設致しました。
ケニア共和国ナイロビにて開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において、アフリカの経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進は重要なテーマとして取り上げられているところ、日本政府は、官民協力の上、アフリカ地域への質の高い支援を実施していく方針です。
JBICは、こうした支援の一環として、FAITH2を通じ、日本企業の優れた技術力・ノウハウを活かした質の高い機器・インフラ等の輸出や製造業投資、資源エネルギー開発事業など、アフリカの経済多角化・産業化に資する案件に対し、国際機関等とも協力しつつ、出融資・保証を積極的に実施していく方針です。FAITH2の下では、既存のFAITHで期待されていた金融支援(平成25年~29年の5年間で総額50億ドル)を1年延長、20億ドル増額し、平成25年~30年の6年間で70億ドル規模の金融支援が見込まれております。
JBICは、FAITH2の活用をはじめ、アフリカにおける経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進を支援することにより、日本企業のアフリカ地域との貿易投資の促進を通じたアフリカの経済成長に向けて積極的に取り組んでいきます。
注釈
- *12013年6月3日付お知らせをご参照下さい。