- 地域: アフリカ
- 一般機械・設備
- 輸出金融
2007年2月13日
- 国際協力銀行(総裁:篠沢恭助)は、9日、アフリカの地域開発金融機関である東・南アフリカ貿易開発銀行(EASTERN AND SOUTHERN AFRICAN TRADE AND DEVELOPMENT BANK、略称:PTA銀行)との間で、総額15億円を限度とする輸出クレジットライン設定の契約を締結しました。(PTA銀行の概要は別紙ご参照)
- 本クレジットラインは、PTA銀行の融資対象となるサブサハラアフリカ諸国の事業者が、日本から機械設備等を輸入するための資金を、PTA銀行を通じて融資するものです。当行として、本件はサブサハラアフリカ諸国向けに設定する初の輸出クレジットラインです。
- 2005年のグレンイーグルズ・サミット以降、アフリカにおけるビジネスへの関心が国際的に高まっています。また、当行も、アフリカ諸国の投資環境整備のための政策提言書(通称:Blue Book)をケニア、ウガンダ、タンザニア、ガーナへ提供するなど、民間セクターのビジネスの支援に取組んできております。
- 当行は、2006年10月19日に、PTA銀行との間で、日本とアフリカ諸国との貿易拡大及びアフリカ諸国に対する日本企業の投資促進を支援することを目的とした業務協力協定を締結し、金融支援について検討を進めてきました。本クレジットラインは、この検討の具体的な成果であり、PTA銀行との連携により、日本企業のアフリカ諸国との貿易拡大を支援するものです。
- サブサハラアフリカでは、高い経済成長に合わせて貿易量も増加しており、同地域の経済開発に必要な日本からの輸出も一層増大すると見込まれます。こうした状況のもと、17カ国にまたがる顧客を抱えるPTA銀行への本融資により、幅広く資金を供与することが可能となります。当行は、今後もこのような取組みを通じ、日本企業の同地域におけるビジネス機会の獲得を積極的に支援していく方針です。