- 地域: アフリカ
- インフラ
- 一般製造業・サービス業
- その他
2006年12月6日
- 国際協力銀行(総裁:篠沢 恭助)は、5日、南アフリカ共和国政府との間で、包括戦略パートナーシップに係る協定を締結しました。
- 本協定は、南アフリカ共和国及び同国政府機関が、中期経済成長戦略「成長加速と共有に向けたイニシアチブ(Accelerated and Shared Growth Initiative for South Africa:ASGISA )」に基づき実施するプロジェクトに対して、当行の持つ様々な金融メニューを用いた包括的な支援を実現することを目的としています。具体的には、同成長戦略の達成に向けた、重要なインフラの整備、地場産業の振興、その他日本企業の関与が期待されるプロジェクトについての情報及び意見交換を行うこと等を定めています。
- 同国は、日本の産業にとって必要不可欠な鉱物資源の供給元として、また、日本企業の投資先として、戦略的に重要な国となっています。同成長戦略に基づき計画される中核的なプロジェクトは、国内電力需給逼迫の回避に向けた発電・送配電インフラの増強、運輸インフラの改善等であり、同国での事業展開を図る現地日系企業のビジネス環境改善に不可欠なものです。
- 当行は、これまでも、同国の経済成長に必要なインフラ整備や、同国に対する日本からの機器の輸出、日本企業の海外事業展開等を支援しています。本協定の締結は、同国の重要政策課題への支援を通じ、同国と日本との経済関係の強化、日系企業のビジネス環境改善、及び同国での一層のビジネス機会の拡大に貢献することが期待されます。