- 地域: アジア
- 一般機械・設備
- 輸出金融
2010年3月19日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、本日、トルクメニスタン政府との間で、総額約450億円を限度とする貸付契約に調印しました。本融資は、株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行及び株式会社三井住友銀行との協調融資です。
- 本融資は、トルクメニスタン国営化学会社が、同国東部のマリー市において同国最大となるアンモニア及び尿素肥料製造プラントを建設するにあたって、双日株式会社及びカワサキプラントシステムズ株式会社よりプラント機器等を購入するための資金を供与するものです。
- トルクメニスタンは天然ガスをはじめとする豊富な天然資源を輸出することにより外貨を獲得し、高い経済成長率を維持していますが、近年、主たる輸出品目の一つである綿花の栽培に必要な肥料の需要も高まっています。こうした需要拡大に伴い、同国で産出される天然ガスを利用した肥料プラントの建設が積極的に進められており、こうした事業は同国農業セクターの開発・発展に寄与するとともに、肥料製造設備等を輸出する日本企業のビジネス機会増大に繋がることも期待されます。
- JBICは今後も、本融資のような取り組みを通じ、日本企業の同国及び中央アジア向けビジネスの拡大を金融面から支援していく方針です。
注釈