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ブラジル・ペトロブラス向け超大水深対応FPSOプロジェクトに対するプロジェクトファイナンス及びポリティカル・リスク保証
日本企業の海洋エネルギー事業支援及びブラジルのガス・原油増産への貢献

  • 地域: 中南米
  • 資源
  • 航空機・船舶
  • 投資金融
  • 保証
  • プロジェクトファイナンス
報道発表/2009-90
2010年3月31日
  1. 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、30日、三井海洋開発株式会社(以下「MODEC」)が三井物産株式会社、三菱商事株式会社及び株式会社商船三井とともに出資するオランダ王国法人TUPI PILOT MV 22 B.V.社との間で、ブラジルの国営石油会社ペトロブラス向けのFPSO*2チャータープロジェクトを対象とした、総額8億米ドル限度のプロジェクトファイナンス*3・ベースの貸付契約に調印しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行(幹事行)、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほコーポレート銀行、住友信託銀行株式会社及び三菱UFJ信託銀行株式会社との協調融資であり、民間金融機関の融資部分に対しては、JBICがポリティカル・リスクに関する保証を行います。
     
  2. 本プロジェクトは、TUPI PILOT MV 22 B.V.社がMODEC伯子会社とともに、超大水深(水深2,000超)対応のFPSO(生産能力最大10万バーレル/日(原油)、150百万立方フィート/日(ガス)、貯蔵能力160万バーレル)1基を建造し、15年間に亘りペトロブラスに対しチャーター・サービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)の提供を行うものです。
     
  3. 近年、世界各国にて石油会社が海底油ガス田の開発を積極的に進めており、南米(ブラジル)、東南アジア、西アフリカ地域を中心に新規FPSOの需要の拡大が見込まれています。特に、ブラジル近海ではプレソルト*4において大型油ガス田の発見が相次いでおり、中・軽質油を中心とする巨大な埋蔵量が世界的な注目を集めています。
     
  4. そうした中、日本唯一のFPSO事業者であるMODECは、他の世界の有力FPSO事業者との間で厳しい競争に晒されていますが、プレソルトの本格的な開発・生産を計画しているペトロブラスと、本件FPSOチャーター・サービスの提供等を通じ、取引関係の強化を図ることにより、今後ペトロブラスが実施するFPSO案件への更なる参画が期待されます。
     
  5. 本件融資は、日本の海洋エネルギー事業者の国際競争力の維持・向上に寄与するとともに、ブラジルの原油・ガスの生産拡大にも貢献するものです。JBICは、今後も、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の国際競争力の維持・向上、重要資源の開発・取得の促進を金融面から支援する方針です。
注釈
  1. *1 国際協力銀行は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
  2. *2 FPSO:Floating Production Storage and Offloading Systemの略。浮体式の原油・ガスの一次処理(井戸元より生産された原油から、随伴ガス、水を分離すること)・貯蔵・積出設備。
  3. *3 プロジェクトファイナンスとは、プロジェクトに対する融資の返済原資を、そのプロジェクトの生み出すキャッシュ・フローに限定し、プロジェクトの現地資産等のみを担保として徴求する融資スキームのこと。
  4. *4 ブラジル沖合では、水深2,000~3,000mの大水深域に岩塩層が2,000~3,000mの厚さで分布しており、そうした岩塩層直下に存在する油層。
  5.  

 

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