- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
2009年10月26日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、10月23日、インドネシア輸出入銀行(Indonesia Eximbank)*2との間で、総額1億米ドルを限度とする貿易金融支援に関する貸付契約及び今後の業務協力のための覚書を調印しました。
- 本融資は、インドネシア輸出入銀行が実施する貿易金融に必要な資金を供与するものであり、本融資を通じて貿易金融の円滑化を図ることにより、インドネシアを含めたアジアを中心とした貿易活動・経済活動の活性化に寄与することが期待されます。
- また、今般同時に調印した覚書は、インドネシア輸出入銀行の今後の機能強化のためにJBICが同行に対してキャパシティビルディングを通じた協力を行うと共に、緊密な情報・意見交換を通じて貿易金融支援の的確な実施や、主に本邦企業が関与するプロジェクトへの取組促進等における関係強化に努めることを取り決めています。
- 本件は、昨年10月のアジア輸銀フォーラム第14回年次会合で調印したシドニー宣言*3に基づく、アジア各国輸銀間の連携の具体化であると共に、日本政府が本年2月及び4月に表明した貿易金融支援策*4に基づく具体的取り組みであり、JBICは引き続き貿易金融支援策の着実な実施に努めてまいります。
注釈
- *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
- *2 インドネシア輸出入銀行は、インドネシア輸出銀行(PT Bank Ekspor Indonesia)を引き継ぐ形で、新たに特別な設立根拠法の下で、政府系金融機関としての業務を2009年9月1日より開始。
*3 2008年10月31日付のプレスリリースをご参照下さい。 - *4 2009年4月2日付のお知らせをご参照下さい。