- 地域: 中南米
- その他
- 保証
2009年12月18日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、18日、メキシコ合衆国政府が発行する円建外債(サムライ債)*2に対する保証に関する諸契約に調印しました。本債券は、総額1,500億円の私募形式の円建債券であり、JBICはその元本全額及び利息の一部を保証します。本債券の発行には、アレンジャーとして大和証券エスエムビーシー株式会社及び野村證券株式会社、債券の管理者として株式会社三菱東京UFJ銀行が参画しています。
- JBICは、本年12月10日、メキシコ政府との間で、総額最大1,500億円の保証枠設定に係るフレームワーク契約を締結しました*3。今般の発行は、本フレームワーク契約に基づく発行となります。
- 本件は、金融危機対応の一環として、JBICの保証供与による信用補完を通じて、メキシコ政府の資金調達先の多様化を支援するものであり、同国経済の安定化に寄与することが期待されます。又、海外発行体によるサムライ債発行を支援することにより、日本の投資家に幅広い投資機会を提供し、サムライ債市場の活性化に貢献することが期待されます。
- 「国際金融秩序の混乱への対処」はJBICの担う役割のひとつであり、昨年来の国際的な金融不安にも、JBICは多様な金融ツールを活用して対処してきており、引き続き積極的に対応していく方針です。
注釈
- *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
- *2 サムライ債は、海外の国や企業といった外国の発行体が日本国内市場で発行する円建債券のことです。
- *3 2009年12月11日付プレスリリースをご参照下さい。