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チリ共和国・シエラゴルダ銅鉱山開発事業に対するプロジェクトファイナンスの供与
日本企業による海外大型銅鉱山開発事業を支援

  • 地域: 中南米
  • 資源
  • 投資金融
  • プロジェクトファイナンス
報道発表/2011-74
2012年3月9日
  1. 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、8日、チリ共和国法人Sierra Gorda SCM(略称:SG-SCM)との間で、融資金額7億米ドル限度(JBIC分)のプロジェクトファイナンス*2による貸付契約に調印致しました。本融資は民間金融機関(株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行及び住友信託銀行株式会社)との協調融資によるもので、JBICの「円高対応緊急ファシリティ」*3の下での資源・エネルギーの確保・開発の促進に係る案件となります。本件の協調融資総額は10億米ドルであり、民間金融機関の融資部分に対しては、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)の資源エネルギー総合保険が付保されます。
     
  2. 本件は、住友金属鉱山株式会社(以下「住山」)及び住友商事株式会社がカナダ法人Quadra FNX Mining Ltd と共同で行うチリ共和国・シエラゴルダ銅鉱山の開発に必要な資金を融資するものです。
     
  3. 銅は、電線、電気電子機器、自動車、建材等の幅広い用途で使用され、日本の産業にとって必須の金属資源であり、今後、中華人民共和国やインド等を中心とする新興国でのインフラ需要の拡大やハイブリッド車・電気自動車の普及拡大*4に伴って、世界的に需要増加が見込まれています。日本は銅地金の原料である銅精鉱の全量をチリ共和国をはじめとする海外からの輸入に依存していることから、日本企業による銅鉱山会社への出資を通じて長期安定的に銅資源を確保することが喫緊の課題となっています。
     
  4. 本プロジェクトで生産される銅精鉱(年間平均生産量73万トン(銅純分ベース22万トン*5))のうち5割(銅純分ベース11万トン)を住山が引き取り、自社の国内製錬所に供給する予定であり、これにより日本の年間銅精鉱需要(銅純分ベース130万トン)の約8.5%が確保される見込みです。また、本件は、海外での鉱山開発・操業を通じた経験の蓄積及び海外における日本企業の鉱山技術者の育成等の観点からも、日本の中長期的な鉱物資源確保にとって意義の高いものです。
     
  5. JBICは、今後も、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、重要資源の開発・取得の促進を金融面から支援する方針です。
     
注釈
  1. *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
  2. *2 プロジェクトファイナンスとは、プロジェクトに対する融資の返済原資を、そのプロジェクトの生み出すキャッシュ・フローに限定し、プロジェクトの現地資産等のみを担保として徴求する融資スキームのことです。
  3. *3 2011年9月22日付お知らせをご参照下さい。
  4. *4 ハイブリッド車及び電気自動車は、同タイプの従来型エンジン車と比較して2倍~3倍の銅を必要とすると言われています。
  5. *5 銅精鉱に含まれる銅の含有量。鉱山で採掘される銅鉱石には銅が0.2~2%含まれますが、選鉱(水と薬品を使って金属成分を分離する作業)により銅の含有量を20~40%程度に高めたものを銅精鉱と呼びます。

 

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