- 地域: 中南米
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2012年3月19日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺博史)*1は、3月17日(ウルグアイ時間)、アンデス開発公社(Corporación Andina de Fomento、略称:CAF)*2との間で、資源及びインフラ開発の促進を目的とする業務協力協定を締結しました。
- 本業務協力協定は、中南米諸国を中心とするCAF加盟国において実施される資源開発やインフラ整備事業に対して、CAFとJBICが情報交換や協調融資などで相互に協力して取組むことを通じ、これらの国々の経済発展及び日本とCAF加盟国間のビジネス促進を図ることを目的としています。
- CAF加盟国は、鉱物や石油などの豊富な天然資源を有している他、電力や鉄道をはじめとするインフラ整備にも積極的に取組んでおり、JBICはこれらの国々で日本企業が取組む資源開発案件やインフラ案件等を長年にわたり支援しています。JBICはこれまで、CAFとの間で中南米地域における日本からの輸出に対する融資、地球環境保全に資する融資、2008年以降の世界的な金融危機を受けての貿易金融支援等を通じて30年以上にわたる協力関係を構築してきましたが、両機関の間で一層の緊密な協力・連携関係の強化を図ることにより、これらの国々での日本企業のビジネス展開に寄与することが期待されます。
- JBICは、今後もこうした取組みを通じて、地域開発金融機関等とも連携しつつ、日本企業による中南米地域での資源開発やインフラ整備事業等への参画を支援すると共に、中南米諸国と日本との経済関係の一層の深化・発展を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居祥策)の国際部門です。
- *2 CAFは、中南米諸国を中心とする計18カ国(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ、ブラジル、ウルグアイ、パナマ、アルゼンチン、チリ、コスタリカ、ドミニカ共和国、ジャマイカ、メキシコ、パラグアイ、トリニダード・トバゴ、スペイン及びポルトガル(2012年3月19日現在))により出資構成される地域開発金融機関で、中南米地域の持続可能な発展及び経済統合の促進を目的としています。