- 地域: ヨーロッパ
- 航空機・船舶
- 輸出金融
2011年6月1日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺博史) *1は、5月31日(アテネ時間)、ギリシャ系船主であるマーシャル諸島共和国法人Safe Bulkers, Inc.の船舶保有子会社であるマーシャル諸島共和国法人3社との間で、本邦造船所建造船舶3隻を融資対象とする船舶輸出バイヤーズ・クレジットの貸付契約をそれぞれ締結しました。協調融資総額はそれぞれ約39百万米ドル、約45百万米ドル及び約38百万米ドルで、シティバンク銀行株式会社(幹事行)との協調融資によるものです。
- 本融資は、金融危機に伴う信用収縮の影響で世界的に船舶ファイナンスの組成が困難となる状況が続く中、本邦造船所建造船舶の輸出を金融面から支援し、日本の造船業の国際競争力の維持・向上に寄与するもので、JBICとして初めてのギリシャ系船主向け船舶輸出バイヤーズ・クレジットとなります。
- JBICは今後とも、雇用や関連産業を含め、地域経済において大きな役割を果たしている本邦造船所が建造する船舶の輸出を民間金融機関との協調融資により、社団法人日本造船工業会とも連携しつつ、金融面から積極的に支援していく方針です。
注釈