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2012年7月31日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、株式会社池田泉州銀行(代表取締役頭取:藤田 博久、以下「池田泉州銀行」)との間で、中堅・中小企業の海外事業展開支援を企図した投資クレジットライン設定に係る貸付契約を締結しました。本クレジットラインの設定枠は10百万米ドル限度となります。
- 本件は、日本の中堅・中小企業が海外事業展開を行う際の必要資金を対象とした融資枠(クレジットライン)を池田泉州銀行に設定し、同行を通じて、これら中堅・中小企業やその海外現地法人に対し、米ドル建の中長期資金を融資するものです。中堅・中小企業の海外事業展開支援を目的とした本邦金融機関向けの融資は、2011年5月2日に公布・施行された株式会社国際協力銀行法により、新たに追加された業務であり、本クレジットラインはその第1号案件となります。また、本件は、2011年7月に同行と締結済の業務協力協定*1に基づく初の協調案件となります。
- 近年、経済のグローバル化が従来以上のスピードで進み、アジア地域をはじめとする新興国も急速な経済成長を遂げる中、中堅・中小企業をはじめ多くの日本企業が、拡大する海外需要の取り込み等を図るべく、海外事業展開を加速しつつあります。
- こうした中、JBICは、大阪府や兵庫県などの関西地域を中心に中堅・中小企業との幅広い取引関係を有する池田泉州銀行を通じて、中長期の米ドル建資金を供与することにより、これら中堅・中小企業の海外事業展開に係る資金ニーズに適切且つ迅速に対応することを企図しております。
- JBICは、今後も日本の産業の国際競争力の維持・向上の観点から、日本の地域金融機関とも連携しつつ、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を支援していく所存です。
注釈
- *1 2011年7月7日付プレスリリースをご参照下さい。