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2013年10月8日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、広島アルミニウム工業株式会社(本社:広島県、代表取締役社長:田島 文治、以下「広島アルミ」)のベトナム社会主義共和国法人HAL Vietnam Company Limited.(以下「HALV」)との間で、融資金額5百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
- 本件は、HALVの自動車部品(エンジン及び変速機関連のアルミニウム鋳物製品)の製造工場の新設及び既存工場の増強に必要な資金を融資するものです。
- 広島アルミは、自動車部品等の製造・販売事業を行なう中堅企業で、2002年にベトナムにおいてHALVを設立し、大手自動車関連メーカー(ベトナム現地子会社を含む)に自動車部品を納入してきました。アジアを中心に、今後も自動車部品の需要拡大が見込まれる中、主要取引先のニーズに応えるべく、広島アルミはHALVの自動車部品生産能力の強化を企図しています。本融資は、こうした広島アルミの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、多様な金融ツールを活かした案件組成やリスクテイク機能を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。