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2013年12月6日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下「SMFL」)のタイ王国法人SMFL Leasing (Thailand) Co., Ltd. (以下「SMFLT」)との間で、融資金額28百万米ドル(JBIC分)を限度とする、中堅・中小企業の海外事業展開支援を企図した投資クレジットライン(投資金融に基づく融資枠)設定に係る貸付契約を締結しました。本クレジットラインは株式会社三井住友銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は40百万米ドルです。
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本件は、日本の中堅・中小企業が出資する海外現地法人に対象を絞り、そのタイ等で行う事業において、設備等のファイナンス・リースを利用する際の必要資金を対象としたクレジットラインをSMFLTに設定し、同社が本クレジットラインを活用して、これら海外現地法人に対し、中長期のファイナンス・リースを提供するものです。
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近年、タイでは、堅調な経済成長を背景に、日本企業の進出が加速し、中堅・中小企業の投資意欲も高まりつつあります。これに伴い、同国におけるこれら中堅・中小企業の設備投資においても、ファイナンス・リースの利用に対する関心・需要も高まってきています。こうした中、JBICは、中長期の米ドル建て資金をSMFLTに提供することを通じて、日本の中堅・中小企業との幅広い取引関係を有するSMFLと連携しつつ、これら中堅・中小企業の海外事業展開を適切且つ迅速に支援することを企図しています。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。