- 地域: 中南米
- 中堅・中小企業
2015年10月26日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、アルマダ駐日メキシコ合衆国(以下「メキシコ」)大使及びロサノ・アグアスカリエンテス州(以下「アグアス州」)知事ご臨席の下、メキシコ・アグアス州政府との間で、日本の中堅・中小企業の同州への進出支援を目的とした覚書を締結しました。JBICがメキシコの州政府との間で、こうした業務協力のための覚書を締結するのは今回が初となります。
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本覚書は、本邦金融機関の取引先である中堅・中小企業の支援を主眼とし、JBICによる本邦金融機関とアグアス州の仲介や、同州が設置予定の日本企業担当窓口(ジャパンデスク)の積極的な活用、そうした中堅・中小企業に対するJBICと同州によるアドバイザリーサービスの提供等について合意するものです。
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アグアス州では、1980年代に日本の自動車メーカーが進出して以来、中堅・中小企業を含む日本の自動車部品メーカーの同州への進出が相次いでおり、同州向けの外国からの投資件数の約半数が日本企業によるものとなっています*1。本覚書の締結は、そのようなアグアス州における日本の中堅・中小企業の事業展開を後押しし、日本の産業の国際競争力の維持・向上へ貢献することを目的とするものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、本邦金融機関や海外の地方政府等と連携しながら、中南米地域等における日本の中堅・中小企業の海外進出支援体制の整備・強化を進めることで、日本の産業の国際競争力の維持・向上を金融面から支援していきます。