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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、20日、今治造船株式会社(以下「今治造船」)及び三菱商事株式会社がそれぞれ50%ずつ出資するオランダ王国法人San Isidro LNG Ⅰ B.V.(以下「San Isidro」)との間で、プロジェクトファイナンス*1 ・ベースの船舶輸出バイヤーズ・クレジットの貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行(幹事行)との協調融資であり、民間金融機関の融資に対しては独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。
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本融資は、San Isidroが今治造船建造のLNG船1隻を購入するための資金に充てられ、本LNG船は、スペイン最大手のガス事業会社であるGas Natural Fenosaグループに傭船される予定です。
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今治造船が建造する本LNG船は、同社最大級のタンク容積(178,000㎥)を備え、高効率の推進機関の採用により燃費性能の大幅改善を実現する等、同社最新鋭の船型です。
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本融資は中堅・中小企業を含む関連産業を含め、地域経済において大きな役割を果たしている本邦造船所が建造する船舶の輸出を金融面から支援し、日本の造船業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、一般社団法人日本造船工業会等とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、本邦造船所建造船舶の輸出を金融面から支援していきます。