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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、及び株式会社三井住友銀行の各民間金融機関との間で、オリックス株式会社(以下「オリックス」)が同社のアメリカ合衆国(以下「米国」)子会社であるORIX USA Corporation(以下「OUC」)を通じた米国法人Lancaster Pollard Holdings, LLC(以下「Lancaster社」)の買収に必要な資金の一部をオリックスに融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。
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オリックスグループは、多角的な金融サービスを展開する中で、OUCを通じて、事業用不動産担保ローンに関連するビジネス等を手掛けています。かかる中、オリックスは、高齢者住宅を中心とする賃貸住宅向けのローン組成やローン債権のサービシング等を行うLancaster社を買収することで、米国の住宅用不動産金融サービス市場において強固な地位を確立することを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1
2016年6月21日付お知らせをご参照下さい。