トルコ輸出入銀行との業務協力協定を締結
第三国における日本・トルコ企業の連携による事業展開を支援

• 地域: 中東
• インフラ
• その他

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、今般、トルコ共和国の輸出信用機関であるトルコ輸出入銀行（Türk Eximbank、以下「トルコ輸銀」）との間で、第三国において日本企業とトルコ企業が協働で参画する事業を支援することを目的とする業務協力協定を締結しました ^*1。
     
2. トルコ輸銀は、トルコ政府が全額出資する輸出信用機関として、トルコからの財及びサービスの輸出への融資・保証を行っています。本業務協力協定の締結は、アフリカ、中東、中央アジア等のトルコ周辺の第三国において、日本企業とトルコ企業との協働が見込まれるインフラ・製造業等の事業に対し、JBICとトルコ輸銀とが協調融資等を通じて支援し、両国企業のビジネス展開を支援することを企図しています。先進的な技術・知見を活用し、質の高いインフラ整備を進める日本企業と、対象地域において建設・土木分野を中心に高いプレゼンスを有するトルコ企業が協働することで、日本企業の第三国の事業展開が一層促進されることが期待されます。
     
3. 国土交通省とトルコ経済省は3月12日に第4回日本・トルコ建設産業会議を開催し、第三国におけるインフラ分野での事業展開に向け、日本企業とトルコ企業との連携による事業機会の創出や事業展開を視野に入れたビジネスマッチングに取り組んでいます。JBICも同会議に出席し、日本とトルコの政府関係者及び民間企業に対し、本業務協力協定及びJBICの第三国事業向け支援につき紹介しました。
     
4. JBICは、今後もこうした取組みを通じて、トルコの政府機関とも連携しつつ、日本企業による第三国でのインフラ事業等への参画を支援すると共に、日本とトルコとの経済関係の一層の進化・発展を金融面から支援して参ります。
     

注釈

1. *1 
   本業務協力協定は2月16日に調印済みですが、本日プレスリリースを行うものです。