- 地域: 中東
- 一般機械・設備
- 輸出金融
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株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、3月30日、クウェート国（以下「クウェート」）の国営石油公社であるKuwait Petroleum Corporation（以下「KPC」）の子会社で、クウェートにて石油精製事業等を行っているKuwait National Petroleum Company K.S.C.（以下「KNPC」）との間で、融資金額5億米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行（幹事行）、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、香港上海銀行東京支店との協調融資によるもので、これら4行の融資部分には株式会社日本貿易保険（NEXI）による保険が付与されます。協調融資総額は10億米ドルです。
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KNPCは、クウェートのアハマディ県で運営・管理を行っているMina Al-Ahmadi及びMina Abdullah製油所を改修し、含有硫黄分比率の低下等、欧州等の規格に合致した低環境負荷燃料を生産可能とするプロジェクトを計画しています。JBICは、当該プロジェクトのうち、日揮株式会社が参画する共同事業体（J/V）が一括受注したMina Al-Ahmadi製油所の改修工事を対象として、日本企業による機器等の輸出を伴う設計・調達・建設（EPC）契約資金の一部をKNPCに対して融資するものです。
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クウェートでは、産業多角化に向けて積極的な設備投資・プラントの新設計画が進められています。本融資は、JBICが日本企業による製油所改修にかかる機器（プロセスポンプ、サイレンサー、コンプレッサー等）等の輸出を支援することにより、同国石油精製分野における日本企業のビジネス機会の創出に繋がり、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業のプラント・機器等の輸出や海外事業展開を金融面から支援していきます。