- 地域: ヨーロッパ
- その他
- 出資
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、27日、ロシア連邦(以下「ロシア」)の極東投資誘致・輸出支援エージェンシー(The Far East Investment and Export Agency*1、略称:FEIA)及び極東バイカル地域開発基金(JSC The Far East and Baikal Region Development Fund*2、略称:FEDF)との間で、極東地域の先進経済特区(Advanced Special Economic Zone*3、略称:ASEZ)及び自由港*4向けプロジェクト開発促進会社(ロシア法人Japanese Project Promotion Vehicle in the Far East Limited Liability Company、以下「Far East JPPV」)設立に関する出資契約を締結し*5、安倍内閣総理大臣のロシア訪問の機会を捉えて、本契約に関する文書交換を行いました。
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Far East JPPVは、FEIA、FEDF及びJBICの政府機関としてのステータスやネットワークを活用しつつ、日本企業が関与するプロジェクトにかかるロシア政府当局との調整や日本企業への助言等を実施し、極東地域のASEZ及び自由港への進出を企図する日本企業が抱える懸念を緩和することにより、極東地域への日本企業の投資を促進することを目的としています。
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ロシア政府は、極東地域の開発・発展を優先事項として位置付け、ASEZ及び自由港への日本企業を含めた海外からの投資誘致を積極的に進めています。Far East JPPVの設立は、こうしたロシア政府の方針に沿うものであり、また、日本企業の投資促進を図ることを通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、ロシアの政府系機関等との協力関係を通じて、日本企業の対露ビジネス展開を支援すると共に、ロシアと日本の経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。
注釈
- *1 2016年に極東地域への投資誘致を目的に極東発展省が設立した外部組織です。
- *2 2011年にロシア対外経済銀行の出資により、極東地域振興を目的に設立された基金です。
- *3 税制優遇措置や規制緩和の導入等により、民間投資の促進を目的に創設された制度。現在までに、ハバロフスク等13カ所のASEZが設置されています。
- *4 ASEZ同様、税制優遇措置や規制緩和の導入等により、民間投資の促進を目的に創設された制度。現在までに、ウラジオストク等5カ所の自由港が設置されています。
- *5 JBICは、2016年12月15日付で、Far East JPPV設立に関する基本的事項につき認識を共有する合意書を締結しています。詳細は、2016年12月16日付プレスリリースをご参照ください。