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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、1日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)との間で、株式会社ツバキ・ナカシマ(以下「ツバキ・ナカシマ」)によるアメリカ合衆国(以下「米国」)法人NN, Inc.(以下「NN社」)の精密ベアリング部品事業の譲受に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがBTMUとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、同行を通じて融資を行うものです。
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ツバキ・ナカシマは、自動車、工作機械、家電等の回転部分に用いられる軸受鋼球やボールペンのペン先ボール等精密球の製造・販売を中心に事業を展開している企業であり、中長期の企業発展の観点から、M&Aによる更なる成長機会の獲得と、拡大するボール市場に対応する製造・販売拠点網強化等を掲げています。こうした戦略の下、ツバキ・ナカシマは、米国をはじめ世界各国において精密ベアリング部品や産業用プラスチック製品等の製造・販売を行うNN社から、主にベアリング産業向けのボールやローラー等の製造・販売事業を譲り受けることで、世界各国に所在する生産拠点や販売拠点など7つの拠点を獲得し、今後需要の拡大が見込まれる産業用精密ボール市場における事業基盤を更に強化していくことを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2016年6月21日付お知らせをご参照下さい。