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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、21日、株式会社三幸工務店(本社:岡山県、代表取締役:村社 勝、以下「三幸」)のラオス人民民主共和国(以下「ラオス」)法人SANKO LAO Co., Ltd(以下「SALC」)との間で、融資金額1,500千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社中国銀行との協調融資によるものです。
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本件は、SALCがラオス南部のチャンパサック県にある本邦中堅・中小企業専用の経済特区において行うコンクリート製品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、製造工場設備の新設に充てられるものです。
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三幸は、1974年創業の岡山県を地盤とする土木・建設事業を手掛ける中小企業です。土木事業では官公庁からの受注を中心にダム・下水・トンネル・橋梁工事等を行う一方で、建設事業では岡山県内の公共施設や工場に加え、首都圏の住宅・商業施設等の建設を行っています。今般三幸は、ラオスにてコンクリート製品の普及を行うべく、取引先の技術協力のもと2016年にSALCを設立しました。ラオスにおいては今後、道路等のインフラ整備が進むと見込まれる中、三幸はSALCを通じた良質なコンクリート製品の普及を企図しています。本融資は、こうした三幸の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ラオス等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。