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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、日本コルマーホールディングス株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:神崎 友次、以下「日本コルマーHD」)のベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)法人KOLMAR VIETNAM CO., LTD.(以下「KVCL」)との間で、融資金額9百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行との協調融資によるものです。
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本件は、KVCLがベトナムで行う化粧品の受託製造(以下「ODM・OEM*1 」)事業に必要な資金を融資するものであり、製造工場の新設に充てられるものです。
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日本コルマーHDは、1952年に設立された日本コルマー株式会社を中核とする企業グループの持株会社であり、グループとして主に化粧品のODM・OEM を行う中小企業です。今後、ベトナムを含む東南アジア諸国において化粧品の需要拡大が見込まれるなか、日本コルマーHDは2018年にKVCLを設立しました。日本コルマーHDはKVCLを通じて、東南アジア諸国へ進出する化粧品ブランドメーカーからのODM・OEM を行う予定です。本融資は、こうした日本コルマーHDの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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ODM(Original Design Manufacturing)は、受託者が製品の企画・設計から製造まで行ったうえで委託者に製品を供給する事業モデルです。また、OEM(Original Equipment Manufacturing)は、委託者が製品の企画・設計を行い、受託者に詳細な図面の送付や技術指導を行い、製造を委託する事業モデルです。